10’秋 はんなりの会を、24日から26日まで、当店2階で開催中です。
スタイリッシュなコーディネイトができるものを中心に、型染めのきものや帯、結城紬など展示しています。
今回は京都から、型染めの若手職人さんに来て頂いて、型染めの実演をしていただきました。
空気が入らないように、生地目を通して張って行きます。
刷毛に含まれる染料の量を調節していきます。摺るより刷毛を作る方に時間がかかることもあるのだそうです。
型に掘られた小さな印(ホシ)に合わせて寸分違わず型を合わせていきます。
一ミリの誤差でも、反物一反染めると柄が大きく曲がってしまう繊細な仕事です。
鹿の毛で作られた刷毛で染めていきます。微妙な力加減で雰囲気がまったく変わってきます。
手仕事だからこそ出る微妙な濃淡や線の丸みなどから、深みや味わいが生まれてきます。
ほんの少しでも、普段見ることの出来ない板場の仕事を見ていただいて、きものがどんな風に作られていくのか知っていただけたら嬉しいです。