11月6日から3日間、当店二階にて秋のはんなりの会を開催しました。
今回は知念貞夫さんの本場琉球紅型と、栗山工房さんの和染め紅型を中心にご紹介させていただきました。
こちらは琉球紅型の振袖。
ぽったりとした深い紫は、縮緬地に2度染めされています。
いかにも紅型らしい黄色は琉球では王族が着た高貴な色。
琉球紅型には花、鳥、波、山といった自然の柄を取り入れるのですね。
昔の訪問着や振袖のような紅型独特の柄付けが美しいです。
これだけたくさんの紅型を一度に目にする機会は私たちでもなかなか無い事で、南国の鮮やかな色合いを感じさせるものから、地色をぐっと抑えて、普段から身につけられそうなものまで、さまざまに並びました。
こちらは京都で染められた京紅型。琉球紅型と染の技法は同じですが、顔料ではなく染料を使っているので、色はぐっと落ち着きます。
栗山工房さんは大胆な柄付けのものも多く、帯としては大変面白いです。
紅型のあとは、雰囲気を変えて銘仙を紹介させていただきました。
今放送中の朝ドラ、「カーネーション」で、主人公が着ている柄もアリ。
きものが普段着だった大正時代にはやった柄ですが、今見ると逆にモダンで面白いです。
これからコシノジュンコさんもデザインにかかわるとのこと。
どんな柄がでてくるのかとっても楽しみです。
羽織紐も色々。ビーズや、アフリカアンティークのアクセサリーを帯留めに加工したものなど、最近流行の長羽織につけると、ちょっとしたポイントになって楽しめます。
帯留めをしているときは長めの紐で結んでも素敵ですね。