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2010,11,04, Thursday
コメント
せいかさん 江戸時代はまさに”粋の文化”ですよね。江戸時代に流行した縞柄のきものなど、本当に粋でカッコイイと思います。本の挿絵などで、夜星を愛でる場面でたらいの水を覗いていて、?と思うと、実は空の星を水に映して楽しんでいたり・・。当時の人々は心が豊かだったのでしょうね。 島崎藤村の「夜明け前」といえば誰もが知る名作なのにまだ読んだ事がありません。「大黒屋」の古文書ですか・・。せいかさんとお話していると、新しい世界を教えていただいて、とても面白いです。 京都と江戸を結ぶ中仙道にあった馬籠は、幕末の出来事を色々見てきたのでしょうね・・。 ここ数年、大河ドラマなどでも幕末が取り上げられていて、私も今興味いっぱいです。今度「夜明け前」を読んでみたくなりました。
池田さん そうだったのですか。よくちんどん屋についていって迷子になったお話しを聞きますが、池田さんもおんなじだったのですね(笑)。 確かに京都の街の古い落ち着いた雰囲気には、ほっとさせられるところがありますね。自分の日本人としての感覚を呼び覚ましてくれるような気がします。 山形と新潟は、それぞれ日本海に面した雪国なので、やはり風景は似ているのでしょうね。 私は子供の頃、海風の吹きすさぶ中に木造の家々が肩を寄せ合って並ぶ風景をなんとなく寂しく感じて、北海道のどこまでも広がる大草原に大層あこがれました。 牧場で絞りたての牛乳を飲んだり、馬で草原を走ったりするのが夢だったんですね。 でも色々な場所に行って、久しぶりに故郷に帰ってきたとき、この雪国の忍耐がはぐくんだような風土にとても懐かしさを感じました。 斉藤真一の海辺の家並みや雪原の絵には、風景だけでなく、そうした土地や住んでいる人々の醸し出す空気が滲み出ていて、しんみりと訴えかけてくるような気がします。
そうそう、「九里より(四里)うまい十三里」なんて江戸時代の人は言っていたようですね。 こんな洒落た言葉は、現代人にはなかなか出てきません。 江戸時代の人達は粋ですよねぇ~。 泉鏡花や樋口一葉の作品にも粋な言葉がでてきます。明治も30年ころまでなんでしょうか・・・・江戸のなごりが残っていたのも・・・・・。 鏑木清方の日本画にも江戸の名残があります。 最近、江戸末期から明治にかけての古文書に興味をもって、勉強しています。 島崎藤村が「夜明け前」執筆にあたって参考にした「大黒屋」の古文書をじかに読んでみたくなったからです。
いものお話ではなく故郷についてです。 私の生まれは山形です。 生まれ故郷の記憶・思い出は僅か二つほど。 笛売りについていって迷子になったこと、家が坂の下にあったことです。 ですから、斎藤真一画伯の作品にある集落と雪原の風景は私の望郷(心の風景)なのです。 北海道の農家は、一軒の農家の周囲が畑で隣家まで数キロ離れていて、その広大さを感じさせます。 ですから、山形や新潟とは趣が違います。 三十歳を過ぎて、仕事で京都に行きましたが、なぜか京都が、私にとって故里のように感じたものでした。そして数年続けて気を休めに行ったものです。 斎藤真一画伯の絵に出合ったのも京都です。 そこで観た作品が、私の望郷(心の風景)の作品でした。 いつまでも大切にしたい作品です。 人にとっての故郷は、生まれ故郷であり、育ちの地であり、心の故里であると想ってます。
せさん コメントありがとうございます! お返事遅くなってしまってすみません。 千葉のサツマイモ、きっとホクホクで美味しいんでしょうね。”十三里半のお芋”というわけですね。 誰にとっても故郷は特別ですよね。 自慢できるものがあれば自分の事の様に嬉しくなります。 そして、普段は何気なく思っているものでも、その価値に気づくと素晴らしいものがたくさんあるのですね。 上越の価値を高めるのは私たち自身、自分の住む町の魅力を見つけていきたいです。
さつまいも・・・・美味そうですね。 千葉県が有名ですね。 千葉から上越へ来て生活している友達はさつまいもに結構うるさかったですよ。 新潟なら酒、米、ちょっと自慢したくなるのと、同じなんでしょうね。 なんでもいいですが、自慢できる故郷があるってことは嬉しいことですね。 上越なら、雁木と瞽女さんでしょうか。 自信を持って発信したいです。
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