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とうとう今年も今日で最後になりました。一年、本当にあっという間ですね。
今年もたくさんの方々にお世話になりました。ありがとうございました!

さてさて、31日といえば、このあたりでは一年で一番?のご馳走が食べられる日です。
今年は紅白なますの酢、みりん、砂糖の黄金ブレンドや、シワのない美しい黒豆の煮方などなど、たくさん教えていただいて張り切っていたのですが・・・

一昨日の夜中から突然の吐き気に見舞われて1日ダウン。心配してもらえるかと思いきや、帰省してくる妹に変なウイルスを移したら大変!と一人隔離部屋のお布団へしくしく
胃腸炎なのかウイルス性の風邪なのか分かりませんが、最近流行っているらしいですね。

昨日1日起き上がれず、もしかしたら家族の楽しそうな声を聞きながら、一人寂しく大晦日を過ごすのでは・・・と思い始めた頃、熱が下がって復活しましたダッシュ
ああ・・ご馳走に間に合った・・・!病み上がりですが気持ちは晴れやか。
夜に向けて準備を頑張りたいと思います。





昨日の夜から随分荒れていたので、今朝起きたらかなりの雪景色かと覚悟していましたが・・・そうでもなく拍子抜け。
雪の表面が、砂漠の砂のように風で削られていました。

考えてもみれば、十数年前の何年かは、お正月を過ぎないと雪が降らない年もありましたから、結構降っている方かもしれません。
でも雪国だから降っていいのです。あんまり降ったら、もしかしたら泣きそうな気分になるかもしれませんが、それでも雪国だから、降らないと寂しいです。






昨日の初雪を見て、明日こそ絶対タイヤ交換するぞ!と決心したのに・・・

朝、ツンと張り詰めた空気を感じて、モソモソっと起きて、窓の外を見て思わずガックリ。



まだ12月の始めなのに・・・泣 というのは言い訳で、本当は11月のお天気の時にやっておかないといけなかったのです。
タイヤ交換というと、結構力仕事で「やるか!」と思い切りがいるもので、お天気が続いているのをいいことに、ついつい後回しにしてました。

でも次のお天気を待ってて明日になって更に車が埋まったらもっと大変汗 そもそも、タイヤを交換しない限り外出もできない・・・ということで、覚悟を決めて外に。
結局、車を掘り出して、作業スペースを除雪するのに1時間以上かかりました。

これを教訓に、来年は11月には交換しよう!と強く心に刻んだのでした。


雪下ろしの雷が鳴ったと思ったら・・・とうとう降り始めました。
本格的な冬の気配。今年は白くなるのが早い気がします。

実は冬囲いも途中で、タイヤの交換も終わってなかったり・・・ 次晴れたらやらないと汗




今日は久しぶりに個人的にお休みをもらい、東京まで行ってきました。

仕事がメインの時は早朝から車で行きますが、今日は一人なので、のんびり電車にゆられて旅気分。
大宮周辺で何気なく窓の景色を見ていたら、いきなり富士山が目の前に。地図を見ると、近くに「富士見市」があるので、この辺は富士山が見える絶好のスポットなのでしょう。
さすが日本一、ビルの合間から見えても美しい。そしてこんなに遠くから見ていても、迫力を感じる大きさです。
ビルがなかったら富嶽三十六景のような景色でしょうか。

何十回も東京まで往復しているのに、今まで一度も富士山を見たことが無かった気がします。曇っていたのか寝てたのか?不思議です。



日帰りなので用事を済ませるとあまり時間が無くなってしまうのですが、せっかく東京まで行ける機会、いつも時間いっぱい使って見たいところを順番に回るようにしています。
博物館や美術館、歌舞伎座に最新鋭の機械を使ったプラネタリウム、ものすごく美味しいと話題のかき氷屋さん、整理券が無いと入れないふくろうカフェ・・・行きたいところは数知れずですが、今回はそれらをぐっと我慢し、高田にもゆかりのある場所、上野にある旧岩崎家住宅を見学することにしました。



都会の真ん中で、ここだけ時間が止まっているかのよう。外も内も細部までこだわって贅をつくした建物は本当に素敵でした。
政府関連の建物の設計を手掛けた、イギリス出身の建築家、ジョサイア・コンドルの設計で、国の重要文化財に指定されています。

内装は天井や床のタイル、柱や添え付けのヒーターの側面にまで、装飾が施されていて、とっても豪華。壁紙には金唐革紙が使われていたそうです。その壁にある電気のスイッチさえ、デザインがカッコいい。
独特の質感の飴色の柱は、塗料が塗られたわけではなく、長い時間をかけて自然に木からにじみ出た風合いなのだそうです。
今の時代には作ることのできない、一つとして妥協のない建物を見ていると、素晴らしいと思うと同時に、何か儚い氷細工を見ているような、ちょっと切ない気分になりました。


こちらは和館。洋館とつながっていますが、見事に空間は分けられています。華やかな洋館から、侘びた和館に移ると、日本の余計なものをそぎ落とした美しさに、またはっとさせられます。


和館の出口から出ると1階、2階とも、庭を見渡せる洋館の大きなベランダが目の前に。


こちらのサンルームは1910年頃の増築だそうです。


広々とした庭園。紅葉の真っ盛りで綺麗でした。今でもかなりの敷地ですが、国有化以降用地転売され、今残っているのはかつての一部だそうです。
江戸時代は高田藩の最後のお殿様、榊原家中屋敷だった場所ということで、ちょっぴり高田とのご縁も感じました。


こちらは庭園を歩いていくと見えてくる撞球室(ビリヤード室)。山小屋風の木造ゴシック様式で、壁の鱗のような模様が可愛い雰囲気でした。
未公開でしたが、洋館の地下と地下通路で繋がっているそうで・・・すごいです。


帰り際、入り口に立っている大銀杏が太陽にあたって輝いていました。
中で団体さんに説明していたガイドさんのお話しを漏れ聞いたところによると、こうした木々の雰囲気を大事にして、立地からこだわって建てられたそうです。


広い敷地を歩くだけで時間が尽きてしまいましたが、一人でゆっくり贅沢な空間を満喫させていただきました。


今日は我が家にて、社中の炉開きでした。
毎年先生がご準備下さっていたのですが、昨年あたりから、たまには気分も変わるし、私たちも勉強になるし・・と盛り上がり、社中の皆さんのお宅で持ち回りになっているのです。
うちは母、妹、私と3人で同じ先生にお世話になっています。

お道具類は、本当に普段何気なく使える物しか無いのですが、あるものをなんとか使って、どんなお席にしようか、ああでもないこうでもないと頭を捻りながら、また社中の先輩方に色々アドバイスもいただきながら準備進め、最初感じていたプレッシャーは、だんだんイメージが出来てくると共に、ワクワクに変わって行きました。

一週間前に家族総出で綺麗にしたお庭は、一昨日からの暴風雨であっという間に元通り。でもめげずに何とか頑張って、見られる状態になりました。
でも、少し松葉が落ちているのは、それもまた風情なのだそうです。



こちらは玄関前に作った即席の腰掛け待合。


ずっと使っていなかったつくばいも使ってみたくて綺麗にしました。


お庭の飛び石を渡って、奥に見えるバルコニーを通っていただいて、お月様の特設にじり口からお席に入っていただこうと思っていたのですが、残念ながら雨がパラパラ・・・。



煙草盆に煙管。蔵を探したら出てきました。
炭はこれ一つしか手に入らなかったので、タイミングが合わず燃えてしまうといけない・・ということで火は点けず、絵の具で火や灰を描いてみました。皆さんからは、「何だか本当に火がついているみたい。あったかそう」とご好評でした。



今回お茶室に使ったお部屋は、母方の祖父母が亡くなる前、うちに引き取った時に急いで作ったお部屋で、「どうせ作るなら、ずっと使えるお部屋にしなさい」と言ってくれた祖母の言葉に甘えて、炉を切らせてもらったのです。
お茶会で正式に使うのは今回が初めて。なので、何となく「席開き」をテーマにして、季節のものや、祖母とゆかりのあるものと合わせて使ってみました。


お軸は祖母が生まれた時に、曽祖父が書いたもので、祖母がずっと大事に持っていたものです。
「馬ほどに食う子はつよし くさの餅」 午年に生まれた祖母が、元気な子に育ちますように、という願いが込められているのだと思いますが、・・・それにしても女の子なのに、こんな大きなお馬さんのお尻を描くなんて。


お花はお庭に咲いていた侘助と照葉。
掛花入れは、陶芸が趣味の、大叔父作の「うずくまる」で、祖母が闘病中お見舞いに下さったものです。


扇面の柄のお棗。「席開きの「開く」にかけて・・・」 と言いながら、(実はこれしか無かったのですが汗)ちょうど使うことが出来て良かったです。



お茶杓は、20年程前に何年か続けて、お店でお茶杓教室をしてくださった先生の遺作。
虫食いのある部分をわざと取り入れ、「これを使って皆さんで楽しい時間を過ごして下さい」と「逢和」という銘をつけて下さいました。

香炉は本物と見まごうばかりの焼き物の鬼灯です。


菓子器は縁高が無かったもので・・・ちょっと変則的ですが、山に秋の実りを求めに行くようなイメージで三段のお弁当箱を使わせていただきました。
お菓子も色々あって迷いましたが、シンプルなデザインが素敵な「木守り」にしました。
中に柿餡が入っていて、美味しかったです。



至らぬ所もたくさんあったと思いますが、普段お稽古させて頂いていることが、みんなひとつに繋がってきて、本当にいい勉強をさせて頂きました。

このあとは、皆さんで外でお食事。とても充実した、楽しい1日になりました。


本日11月9日から3日間、毎年恒例の「はんなりの会」を開催しています。
今回は裂織をしている職人さんが来店。織物のお話しや、裂織帯について、お話ししていただいています。



既に織り上げられた帯も見て頂けますが、思い出はあるけれどもう着ない…というお着物があれば、その生地を使って、オリジナルの裂織帯を作って頂くことも可能ですよ。


グラデーションがきれいです・・。



その他、県内の織物の産地から、草木染めの結城紬や越後上布、塩沢お召など、手の味を感じる作品や、伝統柄を始め、ちょっとオシャレな柄の江戸小紋、大胆で面白いお召帯やアーティスティックな半巾帯など…ちょっと個性的で、楽しめるものが並んでいます。





もちろん、付下げや小紋もたくさん。
気軽な展示会なので、ぜひぜひ遊びにいらして下さい~。


使える掛け軸がないかな・・・と探していたところ、出てきた二幅の掛け軸。

今生きていれば100歳近くになってる母方の祖父が買ったものだそうです。
内容が分かれば使いどころが分かるのですが、残念ながらパッと見た限りでは殆ど読めず・・大久保利通の改名以前の名前、大久保一蔵や皇太子殿下、岩倉等の名前が見えるので、幕末から明治にかけての手紙ではないかと思われます。


こちらには明治の頃に使われた「裁可」という言葉が見えるので、恐らく明治のものかな・・と勝手に予測。


こちらは、ご馳走になったお礼状・・ですね。

祖父と言えば、若い頃から大好きな東京へしょっちゅう出かけて、熱帯魚を飼ったり、手品を覚えたり、映写機とフィルムでムービーをたくさん残したり・・当時としては珍しいものに次々手を出していて、とってもミーハーな性格だったので、多分もっともな事を言われて飛びついちゃったんじゃないかな・・と。
その時言われたことを書いて残しておいて欲しかった・・。

ちゃんと鑑定してもらわないと本物か分かりませんが、とにかく大事にしておきたいと思います。

現在、時間を見つけて字典と格闘中・・。もし読める方いらっしゃいましたら、一文でも一文字でもいいので、ぜひ教えてください。



今日から3日間、花ロードです。
お店のエントランスにも、作品を飾って頂きました。
三箇理恵子さんの『紅い月』。素敵です。




今日は思い切って障子を張替え。

最初はズレたりシワになったり悪戦苦闘ですが、幸か不幸か、うちはカーテン一切無し!オール障子の家なので、練習台は山ほど・・
程なく慣れました。

しょっちゅう物を運ぶ部屋の花ざかりの障子、使用頻度が低い部屋の色に年季を感じてしまう障子・・
みんな白くなって家もひと皮むけたようです。



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きものの小川
新潟県上越市本町7-3-22 Tel 025-522-3400
営業時間10:00〜18:00 日曜・祝日10:00〜17:00
不定休(仕入などで年に数回程。お休みを頂くときはブログでお知らせ致します。)

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