昨日はこの春一番でないかと思われるような久しぶりの快晴でした
。
あまりにいいお天気だったので、来月行われる瞽女ツアーの下見をかねて、中ノ俣から桑取りの方まで行ってきました。
道中、山桜がたくさん咲いていました。
だれに見られるためでもなく咲いている桜、趣があります。
片栗もそこらじゅうに群生していてとてもきれいでした。
お庭に片栗が咲いたら素敵だな、と思いますが、山の花は山でしか育たないんですよね・・。
まだ芽吹きがはじまったばかりで緑は薄いですが、峠の見晴らしはすばらしいです。
鶯の囀りもちらほらと。
焼山から煙が昇っているのが見えました。
車一台がすれすれで通れるようなすごい山道を進んで、瞽女さんも寄っていった乳母獄神社(うばがたけじんじゃ)に到着。
森の中に苔むすようにして、ひっそりとありました。
目の見えない瞽女さんは、こんなすごい山道を歩いていったんですね。
ここは「山椒太夫」の物語に由来する神社です。
安寿と厨子王の二人と、二人の乳母竹がこの辺の海で離れ離れになり、悲しみのあまり、乳母竹が海に身を投げて以来、海が荒れて船が遭難してしまった。そこで、ここに神社を建ててその霊を慰めたところ、海が穏やかになったというお話です。
昔は母乳のでない母親が、ここによくお参りをしたのだそうです。
山の中にあった田んぼ。
黒い塊がたくさん・・と思ったら、全部おたまじゃくしでした。
無事にカエルになれますように・・・