今日2月9日、角巻・トンビを着て町を歩く「あわゆき道中」と、瞽女の門付けを再現した「高田瞽女ふたたび」が併せて行われました。
すっかり毎年の恒例になりましたが、今年もたくさんの方においでいただきました。ありがとうございました。
今年は男性の参加者もたくさん。山高帽が絵になってます。
会場の高田小町ではイラストレーターひぐちさんの絵葉書や、コシヒカリ弁当さんのお弁当に瞽女の百人米、相川さんの瞽女最中、栄喜堂さんの瞽女せんべい、パン工房ソフィーさんの餡子入り「あわゆきシュトーレン」とたくさんのお店が並んで大賑わい。
朝からメンバーでがんばって作ったスキー汁や、今回来て下さった皆さんにプレゼントした手作り切り干し大根を、組員が色々工夫したレシピの試食も振舞われました。
スキー汁は本当はウサギ肉を入れるのですが、今は手に入らないので鶏肉などで代用されています。・・と言いつつ今日は豚肉で。野菜の甘みがたっぷりで美味しかったです。
少し太めに切られた切り干し大根は歯ごたえ抜群です。
2時半からは瞽女の門付け再現も併せて行われました。
2階の控え室で。私も瞽女さんをさせていただきました。笠をかぶって地下足袋を履いて・・もうすっかり気持ちは瞽女になりきってます。
東京から来ていただいた、瞽女唄も継承していらっしゃる月岡祐紀子さんに三味線と一緒に瞽女唄を唄っていただきながら歩くのですが、今年は3人で唄いましょう!と急な打ち合わせをして、2階でこっそり練習しました。
外はしっとりと雪模様。大変絵になりました。
何軒か、町家のお宅で門付けをさせていただいて、皆さまからお米を頂戴しました。
雁木を歩くときも三味線や瞽女唄が響いてとてもいい雰囲気。
即席で教えてもらった瞽女唄でしたが、何度も聞いているうちにすっかり耳になじんでいて、月岡さんの声に合わせて唄わせていただきました。
3人で唄って歩くと、一体感がすごいです。少しだけ、門付けする瞽女さんの気持ちが分かったような気がしました。
夜は街中に手作りの和紙行灯が灯って、ほっこりとあたたかい雰囲気に。
行灯は明日まで灯ります。