高田世界館で、上越市男女共同参画推進センター主催の地域フォーラムが開かれました。
講演者は、小布施の街を歴史的な建造物を残しながら修景するなど、精力的に魅力的なまちづくりを行っているセーラ・マリ・カミングスさんです。
冗談も交えた流暢な日本語で、小布施の街で活動してきた想いを語って下さいました。
既に作られなくなった木桶仕込みの酒を復活させようと、”もう作れない”と言い張る職人さんに頼み込んで桶を作ってもらったり、損得感情にながされず、いいものを残したり、職人を育てるなど、非常に前向きに活動されていて、聴講しているだけで元気が沸いてくるようなお話でした。
今の日本人が”時代の流れだからしかたがない”と諦めてしまうところを、セーラさんは決して諦めないのですね。
古いものを昔の遺産として残すのではなく、今に活きる形で残していらっしゃるところや、まったく不可能と思われる事でも可能にしてしまう、アイデアと、情熱と、不屈の精神がすばらしいと思いました。
講演会の後には懇親会も。せっかくなので町家を使いたいという主催者の意向で、
うちの二階にて開かれました。
懇親会には、上越の町おこしをがんばっている方々も参加されて、和やかな雰囲気のなか、また色々なお話を聞かせていただきました。