今日から観桜会です。
桜もまるで合わせたかのように今日開花したとのこと。
待ちに待った季節、高田公園も賑わっているでしょうか。
今日から21日までの観桜会期間中、お店で地元のガラス作家、丸山慎二郎さん、宮下淳代さんご夫妻のガラスの器をご紹介しています。
フュージングという、ガラス板を炉で焼いて溶かし合わせる技法で作られた大皿や角皿、豆皿など。
部屋のアクセントになりそうな、カラフルでポップなものから、食卓をオシャレに彩るモダンなお皿まで、雰囲気も様々です。
茹でたアスパラなど、そのまま乗せたら似合いそうな細めの長皿。
大胆な色使いの大皿は、パーティーやティータイムに、お菓子など盛ればテーブルが華やぎそうです。
こちらの楽しい酒器は、今回初お披露目の新作です。
平たいものが得意なフュージングで、こうした深みのあるものを作るには、細やかな温度管理、時間管理が必要なのだそうです。
そして、2階ではお二人それぞれの絵画、タペストリーや、ステンドグラス作品を、町家の公開と合わせてご紹介させていただいています。
和室にもしっくりと馴染む淳代さんのランプ。
こちらのタペストリーは丸山慎二郎さんのイタリア時代の作品。同じガラスでも全然表情が違って面白いです。
衝立など大きな作品も。
お二人の作品の他、明治、昭和の花嫁衣裳も見ていただいています。
こちらは明治時代の三つ重ねと綿帽子。大胆な吉祥柄が印象的な左の2枚は打掛の下に重ねて着る襦袢なのですが、裾や袖口など、外から見えるところはすべて、紺一色。
襦袢と内掛けの裾、裏地の八掛の下に小さく松竹梅と鶴が刺繍してあるだけのきものです。
今日いらした方が、華やかな部分は家族と旦那様だけが目にしたのでしょうね・・とおっしゃられていました。
今では考えられない地味な衣装ですが、華やかな部分はすべて内に秘めるという、徹底した美意識を感じさせるきもので興味深いです。
ガラスの作品と合わせて、ぜひご覧下さい。