本町コンシェルジュ企画のツアーにご一緒させていただいて、高田駐屯地の資料館を見せていただきました。
100年以上経つ当時の建物を、倉庫や資料館として大事に使っていらっしゃることは昔から聞いていましたが、なかなかあの鉄格子を開けてもらって中に入る勇気はありません・・。
そんなわけで、中に入るのは初体験です。
明治39年に建てられた建物。旧陸軍当時は将校の食堂・集会場として使われていたそうです。
屋根は瓦からトタンに変わってしまいましたが、レンガ造りの基礎など、当時の面影を残していて、趣のある外観でした。
隊長さんが丁寧に説明してくださいました。
蒋介石が高田にいたころ残した手紙や書、山下清が駐屯地を訪れた際に、マジックでサラサラと描いた絵などの他、歴代将校の写真など見せていただきました。
そして、今年はレルヒ少佐が高田でスキーを伝えて100年目ということで、レルヒ少佐を高田に招き、スキーの普及にも大きく貢献した長岡外史の生前の資料やデスマスクも、遺族の方からお借りしたとの事で、展示されていました。
あのトレードマークの見事な髭も、きれいに型をとられていました。お話しによると、油等で固めたようです。
実際に使われていたものや墨跡を見せていただくと、当時の様子がとても身近に感じられました。
資料館には事前に電話を入れれば、入れていただけるそうです。